派遣看護師と常勤看護師の違いって?

これまで看護師として長年勤め続けてきた人でも、派遣看護師と常勤看護師の違いを正しく理解できている人は少ないと思います。特に、初めて派遣看護師へ転職をお考えの人であれば、現在の給与体系や働き方と転職後の違いをしっかりと理解しておかないと、転職に失敗してしまうこともあります。

ここでは、派遣看護師と常勤看護師の違いについて詳しく解説していますので、抑えておくべき基本情報としてしっかりチェックしておきましょう!

派遣看護師と常勤看護師の主な4つの違い

派遣看護師は常勤看護師とは違って、「労働者派遣法」によって決められた雇用契約や仕事内容に従って働くという特徴があります。また、勤務時間や給与・手当などの待遇面でも違いがあります。

ここでは、派遣看護師と常勤看護師の主な4つの違いを紹介しています。

1.雇用契約を人材派遣会社と結ぶ or 職場と結ぶ

派遣看護師は派遣元の人材派遣会社と雇用契約を結び、常勤看護師は職場(病院・クリニックなどの医療機関など)と雇用契約を結びます。

そのため、派遣看護師は人材派遣会社に所属する扱いとなり、給料の振り込みや社会保険・雇用保険・年金などの手続きは人材派遣会社が行います。

派遣看護師として働く場合は、職場環境や仕事内容だけでなく、人材派遣会社の評判や対応もしっかりチェックしておきましょう。

2.雇用期間に制限がある or 制限がない

常勤看護師として働く場合は、解雇や辞職が無い限り同じ職場で働き続けることができますが、一方で、派遣看護師には雇用期間の制限があります。

具体的な雇用期間の定めとしては、医療機関等で紹介予定派遣として働く場合は6ヶ月まで、社会福祉施設等で一般派遣として働く場合は3年までという制限があります。

また原則として、看護師は単発や短期の派遣の仕事(日雇い派遣)をすることはできないという制限もあります。(詳しくは、「看護師の派遣は禁止されているんじゃないの?」をチェックしてみてください。)

3.勤務時間や休日をコントロールしやすい or コントロールしづらい

派遣看護師は、勤務時間や休日を自分でコントロールしやすいという大きなメリットがあります。

常勤看護師は原則フルタイムで働き、残業や夜勤のシフトと付き合っていくことが求められますが、派遣看護師であれば「週3日のみ勤務」「日勤のみ」「夜勤専従」など勤務時間や休日をコントロールすることができます。

家事や育児と仕事の両立を目指している人やプライベートな時間を大切にしたい人にお勧めの働き方です。

4.賞与・手当・福利厚生が充実していない or 充実している

常勤看護師として働いている時には受け取ることができる「賞与(ボーナス)」「手当(残業手当や住宅補助など)」「福利厚生(社会保険や育児休暇など)」も、派遣看護師に転職することで、受け取ることができなくなったり手薄になったりすることがあります。

特に賞与や手当は看護師の年収を支えるものであるため、派遣看護師に転職することで年収が100万円以上下がってしまうケースもあります。

また、資格取得の支援金や院内保育など、看護師にとって重要な福利厚生が無くなってしまうケースもありますので、職場選びは慎重に行うようにしましょう。

派遣看護師の働き方が向いている人って?

仕事とプライベートのバランスを取りたい人

派遣看護師という働き方を選ぶ最大のメリットは、勤務時間や休日など「時間」をコントロールできるようになることです。

そのため、子どもや家族との時間をしっかり確保したいと考える人や、自分の体調と相談しながら程よく働きたいと考える人に派遣看護師は人気があります。

看護師の世界にもワーク・ライフ・バランスという考え方が浸透し始めており、仕事に対するさまざまな価値観や働き方が認められるようになってきています。

職場の人間関係のしがらみや、みなし労働を避けたい人

「職場の上下関係や派閥争いにウンザリ」「根も葉もないウワサ話に困っている」など職場の人間関係のしがらみは、看護師の辞職や退職理由のTOP3に入るほどの大きな問題です。

また、「残業続きでクタクタ…」「残業手当をちゃんと支払ってもらえない」ということも、看護師の大きなストレスに繋がる大きな問題です。

しかし、派遣看護師に転職することでこれらの問題が解消するケースは多く、いまの職場や労働環境に対する不満をきっかけに派遣看護師に転職する人が多いという実態があります。

常勤看護師として働く職場をしっかり見極めたい人

紹介予定派遣は正規雇用を前提とした制度であり、6ヶ月までの雇用期間の制限があるため、常勤看護師として働く職場を見極める目的で紹介予定派遣を選ぶ人もいます。

求人サイトや口コミサイトで病院やクリニックの評判をある程度調べることはできますが、実際に働いてみないと分からないことも多いということも事実です。

派遣看護師は解雇されるリスクが高いの?

常勤看護師(正規雇用)と派遣看護師(非正規雇用)を比較した場合、派遣看護師の方が解雇されるリスクは高いと言えます。

そのため、規定の時間内に与えられた業務をキッチリとこなすことや、同僚や上司に正しい評価をしてもらうためにアピールをすることが大切です。

しかし、一般的な企業の派遣社員と比較すれば、派遣看護師が解雇される可能性はあまり高くありません。多くの病院やクリニックは慢性的な看護師不足の悩みを抱えており、派遣看護師も貴重な労働力として捉えているためです。

派遣看護師の経験はキャリアとして評価される?

常勤看護師と同じように、派遣看護師としての経験も看護師のキャリアとしてしっかり評価されます。

実際に、育児や介護などやむを得ない理由で派遣看護師に転職した人が、数年後に常勤看護師に復職するというケースは珍しくありません。

ただし、処置や介助など看護師としての基本的なスキルや知識が低下してしまったり、あまりに仕事を転々としたりしていると、マイナス評価を受ける可能性があることも覚えておきましょう。

派遣?常勤?働き方を迷っている人に

常勤看護師から派遣看護師に転職することは、さまざまな不安や悩みがつきまとうものです。「時間の融通が効く働き方ができることは魅力的だけど、年収のことや将来のことを考えると不安…」という人は多いでしょう。

そんな人は、看護師専門のプロの転職コンサルタントに相談することをお勧めします。単なる仕事の紹介を受けることができるだけでなく、キャリアの相談をしたり年収のシミュレーションを算出してもらったりすることも可能です。

Nursy派遣では、そんなプロの転職コンサルタントが在籍する看護師専門の転職サイトを紹介していますのでチェックしてみてください!

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